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身体が動くうちに旅をしよう
2023年のいま、コロナウイルスのパンデミックを乗り越え、欧米などの国ではすでにコロナ対策は過去のものとなり、ほぼ通常通りな日常が戻ってきました。そこで若者のバックパッカーの旅や20代の若者が世界を旅行する時間を増やしたいと思うことがますます一般的になっていることは喜ばしい風潮です。
昭和世代を生き抜いてきた年代の人々は成功をして、稼げる仕事を得て、家族を育てるという直線的な道をたどるという強いプレッシャーの下で育ちました。もちろん成功して夢の仕事を得ることは素晴らしいことであり、あなたの優先事項でなければなりません。
しかし、人生には、要所要所の継ぎ目で、”旅”が必要なのです。
誰にでもある内なる放浪欲を満たしたいと思う時期は、あなたがしがみついていた様々な既存のものを手放すと決めた時にやって来ます。
世界を見るということは、あなた自身を知るということなのです。
若いうちに旅をするべき理由
今こそ旅をしましょう。
人生は思っているよりも速く過ぎていきます。
もしあなたが今大学をに通っているなら、すぐにあなたは卒業し、仕事を始め、誰かと出会い恋に落ち、家族ができ、そして突然、20年前の同窓会に出席する日が来ます。
あなたが若いとき、人生に伴う荷物が少ない時、そして多くの時間がある時、その時間を使ってめいっぱい旅をしてやりましょう。
若いうちに時間をかけることで、人生が次のステージに引き継がれる前に、成長し、探求し、学ぶ機会が得られます。
若い時の旅は財政的にも賢い選択
一生に一度の経験と、いつでも誰でも入手可能な物と、どちらにお金をかけることがスマートな選択でしょうか。
経験ははるかに魅力的です。
旅をしている若者に対して、多くの人々は「両親が経済的補助をしている」もしくは「仕事をしなくていい何か特別な環境がある」と思い込んでいる場合が多いですが、これは常に真実であるとは限りません。
多くの若者が自分の冒険に自分自身で資金を提供しています。そして、自分のためだけにお金を払っているので、お金をいくらでも節約することができます。その結果あなたは旅行中にお金を管理する方法を学べるというチャンスがあります。
これはあなた自身とあなたの人生に投資しているという風に捉えることができますね。
旅はあなたに人生の学生になるチャンスを与えてくれます。
一人旅はComfort Zoneから抜け出すことができる
旅をすることで独立し、あなた今まで浸っていた快適な環境から抜け出すことが可能になります。
特に一人旅をするとき、あなたは独立を勝ち得るでしょう。
初めての一人旅は怖いかもしれませんが、それだけの価値があるんですよ。
毎日、自分で決定を下し、自分で場所に行き、さまざまな人々と交流する必要がある一人旅は、自立することを余儀なくされます。
結局それが大人になることに一番必要なことなのです。年齢的には大人でもここを疎かにしている人は自立できていません、
時の如く「自分で立ていないということです」よって他人に依存した生き方になり、そういった男は本当の男ではありません。
新しい場所にあなたが大きなバックパックを背負って現れた時、あなたは奇妙な人に映るでしょう、地元の人達からあなたが見つめられているように感じるとき、周囲が威圧的になる可能性があります。
しかし、それを受け入れましょう。
これは自分自身が抱えている恐れを乗り越える絶好の機会です。
あなたが望めば、あなたは何にでもなれるのですよ！
異文化に触れて、言語、人と触れ合う
旅をすることで、新しい文化、言語、現地の人々との触れ合いを体験することができます。
旅はあなたのとって全く新しい何かを経験する機会を与えてくれるのですね。
新しい言語を聞いたり話したり、地元の文化や料理を体験したり、興味深い人々に出会ったりするこの経験は、自分とは異なる人々について学ぶ最良の方法であり、あなたが彼らの世界に没頭することで、新しい文化や人々について学び、人とのつながりを促進する寛容さを育みます。
現代のように分断された世界では、他の人に耳を傾け、異なる文化を体験することは、自身と社会をより良くするために不可欠であり
あなが将来会社を導いていく立場に立ったときや大切な人ができた時に、一流の男として役に立つことなのです。
孤独という切符を買ってでも、自由な旅人でいたい。
戸川昌子（日本の推理作家、歌手 / 1933～）